青梅市に移住してから感じるのは、自然とまちが一体となっている心地よさです。
とくに秋の御岳渓谷は、季節の魅力がぎゅっと詰まった場所。遠出しなくても、暮らしの中で紅葉を楽しめるのは移住者として本当に贅沢だと感じています。
私が歩いたのは11月中旬。色づきのピークで、御嶽駅を出た瞬間に、もみじの赤やイチョウの黄色がぱっと視界に広がりました。
駅前とは思えない静けさの中を、多摩川の流れがさらさらと響き、深呼吸したくなるような空気が満ちています。
駅から数分で絶景の散歩道へ

御岳渓谷の大きな魅力は、なんといってもアクセスの良さです。

御嶽駅から歩いてほんの数分で遊歩道に入ることができ、そこからは川沿いの開けた景色が続きます。

整備された道は歩きやすく、観光客はもちろん、子連れ家族や高齢世代のご夫婦、犬の散歩をする地元の人の姿も見かけました。

忙しい日でも「少し歩こうかな」と思い立ったら気軽に足を運べる場所。朝の光を浴びて輝く木々に囲まれながら歩くと、気持ちが自然と整っていきます。
もみじとイチョウがつくる秋色のグラデーション

この季節の御岳渓谷は、歩くたびに表情が変わるのが楽しいところです。

赤、橙、黄のグラデーションが続き、歩くたびに景色が少しずつ変わっていくのが本当に楽しいです。

ところどころで落ち葉が川に舞い落ちる様子がとても風情があります。

まっすぐ伸びる遊歩道の先に、「一体なにがあるんだろう」と胸が高鳴るような感覚があって、散歩なのに小さな冒険をしているような気持ちになります。

多摩川のキラキラとした水面を眺めていると、時間の流れがゆっくりになったように感じました。

地元の方によると、年によって色づきのスピードや濃さが違うそうです。毎年の変化に気づけるのも、青梅で暮らす楽しみのひとつだと教えてくれました。
御岳交流センターの駐車場は平日無料で使いやすい

車で訪れる場合、御嶽駅近くの御岳交流センター駐車場がとても便利でした。

平日は無料で利用でき、土日も1日500円と良心的な価格設定です。駅にも遊歩道にもすぐ行けるので、子ども連れでも荷物が多い日でも安心です。
ただ、紅葉シーズンはかなり人気で、午前中のうちに満車になることもあります。時間に余裕を持って出かけると安心です。
自然が近い青梅で気をつけたいクマ対策

自然豊かな青梅では、秋になるとクマの目撃情報が入ることもあります。

御岳渓谷周辺にも注意喚起の看板が出ていて、私も地元の方にすすめられてクマ鈴を持って歩くようにしました。音がしているだけで自分も安心できますし、山道では特にあると便利です。
自然と暮らす地域だからこそ、小さな備えが日常の安心につながると実感しています。
日常の中に季節の移ろいを感じられる暮らし

紅葉の御岳渓谷を歩きながら、「こんな景色が生活の一部になるっていいな」としみじみ感じました。
都会に住んでいると、特別なお出かけになる紅葉狩りも、ここでは散歩の延長です。季節が変わるたびに、歩く道の色も光も空気も変わります。
春の新緑、夏の川遊び、冬の静けさと、御岳渓谷は一年中楽しめる場所。自然の変化をそばで感じながら暮らしたい人には、青梅市は本当におすすめのまちだと思います。
移住を考えている方は、まずこの散歩道を歩くだけで「こんな暮らしがしたい」という実感が湧いてきますよ。
紅葉の絶景を楽しみに、ぜひ青梅に遊びに来てくださいね。
